6月5日㈭、暮らしの保健室を開催しました。今回はソレイユ薬局・薬局長の藤森さんが講師のオレンジカフェです。体調を崩しやすいこれからの梅雨時、体調管理に睡眠への関心を高めてもらおうと『睡眠衛生』がテーマでした。

藤森さんの自己紹介
まずは「アテネ不眠尺度(AIS)」でそれぞれの睡眠の質をチェックしてみます。↓画像のチェックシートで、点数が高いほど不眠の傾向が強くなり、6点以上は不眠症の可能性が高いので睡眠を見直した方がよいとのこと。「意外と寝不足だった」と気づく方も多く、ぐっと参加者の関心が高まります。

「アテネ不眠尺度(AIS)」日本語版
次に睡眠の〇×クイズ。まず「睡眠は毎日8時間必要?」→正解は…×。参加者の多くが必要だと強く思っていたようで、皆さん驚かれていました。次に「眠くなくても布団に入るべき?」→こちらの正解…またしても×。無理に寝ようとすると逆効果なこともあるということで、あまり思い悩まない方がいいそうです。時間は8時間と強く決めず、自然な眠気に任せる、というのは印象に残ったようです。

「みんなちがってみんないい」
とはいえ、自然な眠気をもたらすための習慣も必要ということで、日常的にできる「睡眠サポート」が紹介されました。
・おすすめの飲み物:ハーブティー(リラックス)、生姜湯(体を温める)、豆乳
・最適温度のお風呂(37~39度がおすすめ)
・夕方の軽いウォーキング
こんなことが紹介されると、「今晩やってみる!」という参加者も。
これらを踏まえ、最後は質疑応答です。「睡眠薬を飲み続けて大丈夫か?」という質問には「医師としっかり相談をし、計画的に徐々に減薬していきましょう」とのこと。その他睡眠に関する質問以外にも血圧の薬の飲み方や季節の変化でそれが変わるのか…などなど、自分の体験談などもまじえ、普段気になっていることを薬剤師に質問でき、大きな学びの場となっていたようです。今回も「自分の健康のために毎回参加したい」という声がきかれました。
「暮らしの保健室」は毎月第1木曜日の14:00~開催しております。次回は7月3日です。ぜひご都合をつけてご参加ください。